一ふくにてこりこりの薬妙ゆり出し

画像のダウンロードファイルサイズが大きくなる場合がありますのでご注意ください。ダウンロードがうまく実行されない場合には、こちらのダウンローダをご利用ください(但しWindowsのみに対応)。   
メタデータのエクスポート   json-ld       rdf/xml       turtle       n-triples   
メタデータ / Metadata
資料番号
II-01-005

サブコレクション
石本コレクションII

内容分類
災害

資料分類
かわら版

年月日
安政2年10月2日

印刷分類
墨一色

備考
II-01-002からII-01-007は6枚続き

資料解説
薬の引札をまねた摺り物。薬屋の口上をもじって、近頃各地で地震が続いている様子を述べ、薬の効能書きや注意書き風に、地震後に景気のよくなった仕事と、逆に暇になった職業をあげる。看板にある「妙ゆり出し」という名は、薬の〝妙振り出し〟のもじりである。当時、振り出し薬といって、ティーバッグのように湯や水の中で振ってエキスを抽出させる薬があった。なお、この摺り物は、人気があったらしく、「妙ゆり出し」と記された看板が黒地で文字が白抜きで摺られている物と、ここに掲げたように、白地で文字が墨摺りの物の二種が確認できる。地震後に出版された『安政見聞録』にも記述があり、『安政見聞録』に載っているのは、看板の地が白いものの方である。【湯浅淑子】

みんなで翻刻