世直り細見

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メタデータ / Metadata
資料番号
I-05-042-002

サブコレクション
石本コレクションI

内容分類
災害

資料分類
かわら版

年月日
安政2年10月2日

印刷分類
木版(多色)

縦×横(cm)
52×76

備考
袋(I-05-042-001)あり

資料解説
安政二年十月二日夜の大地震の後、略地図と被害場所を列挙した詞書(文章)により被害状況を伝えた「焼場方角附(やけばほうがくづけ)」が多数出された。多くは墨一色摺りで紙質が悪く、大きさもさまざまであったが、本作は紙を継ぎ合わせた大型作品で、彫りや摺りも比較的良い。江戸城を中心においた地図の情報量も多く、類焼場所と震動による建物の倒壊場所を色刷りで示している。右下の枠内の詞書では、武家地の被害が列挙されている。「遠方へ知らせのため」と書かれ、袋付きでもあることから、江戸から地方に向け、地震被害を伝えるためのメディアとしても使われていたのであろう。枠外左部には江戸幕府による回向院での施餓鬼会(十一月二日)の情報を載せ、死者を一万五千三百人としている。【富澤達三】