惠美氏譜牒(エミシ フチョウ) . [写本]
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メタデータ / Metadata
- 書名よみ
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エミシ フチョウ
- 書誌情報
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([製作地不明] : [製作者不明], [1---]) 1冊 ; 25cm 注記: 書名は題簽による ; 写本 ; 和装. 袋綴じ
- 請求記号
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鴎H20:464
- 画像
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全頁
- 内容記述
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広島の医家、恵美氏についての系図である。冒頭、「市次郎」という人物が鴎外に宛てた書翰2通が合綴されており、1通目には「広島大手町一丁目井原市次郎」、2通目には「丁巳十二月十一日付郵」と鴎外自筆で書込まれている。さらに、謄写版による本文はこの書翰本文と同筆と見られるので、本書はこの井原市次郎が、大正6年(1917)に鴎外に宛てて送付した資料を一冊にまとめたものと推定できる。ただし、最後の2丁に記された「恵美三白」、「恵美大笑」、「恵美三圭」の略伝については、執筆者および来歴ともに不明である。 『北条霞亭』その九十一では、霞亭の詩に出てくる恵美氏について、「井原市次郎さんの云ふを聞くに」と注記して考証が加えられており、本書はこの部分を執筆するに際して用いられた資料と考えられる。また、同作のその百二十に登場する「井原市次郎さんに乞ひ得た譜牒」とは、本書のことであろう。本文の欄上には、鴎外を含む複数の筆跡によって補足情報が書入れられており、執筆にあたって丹念な調査が行われていたことがわかる。(出)
関連作品: 『北条霞亭』(全集18巻)
- 区分
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和書
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