Mimili : eine Erzählung / von H. Clauren ; mit einer kritischen Einleitung von Ad. Stern.

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メタデータ / Metadata
書名よみ
Mimili : eine Erzählung / von H. Clauren ; mit einer kritischen Einleitung von Ad. Stern.

書誌情報
Leipzig : Reclam, [18--?]. 80 p. ; 14 cm.

請求記号
鴎E400:174

画像
書入頁

内容記述
ドイツの大衆作家H・クラウレンの小説『ミミリー』。1815年の4月~5月、家庭娯楽雑誌に連載された後ベストセラーとなり、女性読者を中心に「ミミリー熱」という表現が生まれ、詩や劇にも翻案された。鴎外所蔵はレクラム文庫版である。鴎外がこの小説を読んだのはドイツ留学中の1886年ごろと推定されるが、「春水々々、不図独逸国中又見汝」などの書入れから、鴎外がクラウレンのセンチメンタルな恋愛小説に春水の人情本を重ね合わせて読んでいたことがわかる。なお、後に作家のウィリアム・ハウフが『論難のための説教』という評論で『ミミリー』の文体を批判し論争を巻き起こすが(参考文献の中谷論文参照)、鴎外文庫蔵の本論文の末尾には鴎外の「bravo! 為永春水之徒亦応愧死」という書入れがある。(河)
参考文献: Hauff, Wilhelm “Kontroverspredigt über H. Clauren und dem Mann im Monde behalten von dem deutschen Publikum in der Herbstmesse 1827.” in Wilhelm Hauffs Sämmtliche Werke. Leipzig : Reclam. Bd. 2. (鴎 E400:288)
参考文献: 中谷彰「「ミミリー様式」との対決-ヴィルヘルム・ハウフのH.クラウレン批判に見るtrivialな文学の価値評価について」(『西日本ドイツ文学』4,1992年11月)

区分
洋書