寒山詩闡提記聞 3巻(カンザンシ センダイ キモン) .

画像のダウンロードファイルサイズが大きくなる場合がありますのでご注意ください。ダウンロードがうまく実行されない場合には、こちらのダウンローダをご利用ください(但しWindowsのみに対応)。   
メタデータのエクスポート   json-ld       rdf/xml       turtle       n-triples   
メタデータ / Metadata
書名よみ
カンザンシ センダイ キモン

書誌情報
京都 : めと木屋宗八, [出版年不明] 3冊 ; 26cm -- 上;中;下 注記: 版心の書名: 闡提記聞 ; 延享3年刊沼津紀伊國屋藤兵衞印の後印 ; 四周単辺無界 ; 巻頭: 三隱詩集序闡提記聞 ; 朱墨書き入れあり ; 挟みもの: 鴎外の自筆メモ(4葉)とそのコピー2枚およびその解説(カード1枚)

請求記号
鴎E45:2480

画像
書入頁の一部(メモのみ)

内容記述
伝説的な僧侶、寒山の詩に、江戸中期の禅僧白隠慧鶴《はくいんえかく》が註を加えた書。闡提《せんだい》は白隠の号である。本文に付された夥しい量の書き入れのほとんどは、いわゆる朱引(しゅびき)であり、鴎外の筆かどうか、判別しがたい。 鴎外が浅草の文淵閣浅倉屋で入手したと思われる本書には4枚の自筆メモが挟まれている。メモは『制度通』などに拠った中国の官制、地理に関する覚書であり、断片的に記された情報の多くが、鴎外の小説『寒山拾得』本文と一致する。本書に収める「三隠詩集」は美術の分野でも寒山・拾得を描く際の資料となってきたが、これらのメモから、鴎外が資料として本書を参照した可能性が指摘されている。(多)
関連作品: 『寒山拾得』(全集16巻) http://www.aozora.gr.jp/cards/000129/card679.html
参考文献: 古田島洋介「「寒山拾得」新注」(『比較文学研究』42号,1982年11月)

区分
和書