渭南文集 52巻目録2卷坿閲古泉記南園記(イナン ブンシュウ) / (宋)陸游著.
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メタデータ / Metadata
- 書名よみ
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イナン ブンシュウ
- 書誌情報
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[出版地不明] : [出版者不明], 正徳8[1515]序[刊] 11冊 ; 26cm 内容: 閲古泉記 ; 南園記 注記: 四周単辺有界 ; 卷第40至第52森鴎外補鈔 ; 附: 放翁逸稾目録 ; 印記: 「釋氏宮賢」,「濟北禪院」,「多紀氏藏書印」,「□□宗藏萬卷」,「閻魔庵圖書部」,「傘谿岡氏了允架藏」,「岡本藏書記」,「必端堂圖書記」,「八霞山昉」
- 請求記号
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鴎E42:201
- 画像
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書入頁
- 内容記述
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「渭南文集」は、南宋の代表的詩人である陸游(号は放翁)の晩年の詩文集である。 全52巻中、第40巻以降は筆写本であるが、鴎外の筆ではない。ただし、第47巻の巻末、及び第48巻の第1丁には、鴎外が自筆で筆写稿の欠文を補った箇所が見られる。また、本作後序に続いて、清代の文人趙翼の「甌北詩話」の一節が別筆により、筆写されているが(49ウ)、その筆写は同箇所の識語により文政11年(1828)には行われていたことがわかる。 さらに、最終巻には鴎外の筆による「閲古泉記」、「南園記」、「放翁逸稾目録」が合綴されているが、「南園記」の巻末には鴎外自筆の識語が置かれ、大正8年(1919)7月21日に「桂氏」から『知不足斎叢書』所収の『四朝聞見録』を借覧し、この二文を抄写したことが記されている。また「放翁逸稾目録」の巻尾には、毛晋による識語が写されているので、鴎外は何らかの形で毛晋が汲古閣から刊行した『放翁逸稿』を閲読し、その目録のみを写したものであろう。 なお、最終巻の蔵書印から、多紀元簡《もとやす》(徳川幕府の医官)の旧蔵書であったことがわかるが、この多紀元簡は、「伊沢蘭軒」「渋江抽斎」にも散見する人物である。(渋)
関連作品: 『渋江抽斎』(全集16巻) http://www.aozora.gr.jp/cards/000129/card2058.html
関連作品: 『伊沢蘭軒』(全集17巻) http://www.aozora.gr.jp/cards/000129/card2084.html
参考文献: 佐藤保「渭南文集・剣南詩稿版本考」(『中国文学研究』2号,1961年12月)
参考文献: 尾形国治『明治期文学の諸相』八千代出版,1994年
- 区分
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和書
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