重學淺説(ジュウガク センセツ) / [偉烈亞力, 王韜原譯] ; 荒井公履傍點.

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メタデータ / Metadata
書名よみ
ジュウガク センセツ

書誌情報
大阪 : 秋田屋善助 : 河内屋茂兵衞 : 秋田屋太右衞門 ; 江戸 : 須原屋茂兵衞 : 山城屋佐兵衞 : 岡田屋嘉七 ; 京 : 田中屋治助 : 林芳兵衞 : 越後屋治兵衞, [江戸後期] 1, 24丁 ; 22.4×15.9cm 注記: 原譯者名は刊記による ; 萬延元(1860)年淀陽木村淳邑翻刊本の後印 ; 見返しに「咸豐八年四月滬上墨海書館活板印」とあり ; 刊記に「黄花園藏梓」とあり ; 左右双辺無界10行20字, 白口単魚尾, 内匡廓: 17.8×12.5cm ; 印記: 「鷗外藏書」 ; 頭注あり ; 付訓あり 右傍: 片仮名付訓 ; 挿絵あり ; 題簽剥落 ; 虫損あり

請求記号
鴎T40:11

画像
書入頁

内容記述
原書は咸豊8年(1858)に上海で出版された力学入門書。ロンドン伝道会の出版機関である墨海書館より刊行。入華宣教師ワイリ(Alexander Wylie,偉烈亞力)の著訳になり、王韜が執筆協力したと考えられる。もともとはワイリの編集する月刊誌『六合談叢』の一部であったが後に単行出版もされた。また、記事内容自体はWilliam and Robert Chambers eds. Chambers's information for the people(明治初期に『チャンブルス氏百科全書』として文部省が刊行している)第3版(Edinburgh:1848, 1849)の中のMechanics-Machineryの項を原本としている。詳細は参考文献参照。 日本では2種類の和刻本(官版と民間版)が出回り、本書は民間版である。奥付には江戸・京都・大阪の著名な書肆が列記されており、三都で販売され広く流通したと見られる。高等知識人よりは主に初学者向けの学習書として使われたらしい。 鴎外が入手した時期は不明だが、おそらく少年時の勉強に使われたのではないか。独語で若干の書入れがある。(梅)
参考文献: 八耳俊文「『重学浅説』の書誌学的および化学史的研究」(『青山学院女子短期大学紀要』50号,1996年12月)

区分
和書