壽阿彌手柬(ジュアミ シュカン) . [写本]

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メタデータ / Metadata
書名よみ
ジュアミ シュカン

書誌情報
[書写地不明] : [書写者不明], [書写年不明] 1冊 ; 23cm 注記: 書名は題簽による ; 写本 ; 四周双辺有界 ; 巻頭の森鴎外識語に「真志屋五郎作、曇斎 、空華、如是縁庵の號あり。戯號壽阿彌、二世劇神仙などと云ふ。此書状は文政十一年戊子二月十九日に書けるものなりと多町の火事の條に徴して知るべし。五郎作時に四十九」とあり

請求記号
鴎A00:6457

画像
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内容記述
『寿阿弥の手紙』の元となった書簡。寿阿弥から桑原苾堂に宛てられている。鴎外は大正4年(1915)12月31日に、吉川弘文館でこれを入手した。寿阿弥は通称真志屋五郎作といい、神田新石町の菓子商で、渋江抽斎に演劇の趣味を開かせた人物。前識語に「真志屋五郎作、曇_、空華、如是縁庵の号あり。戯号寿阿弥、二世劇神仙などゝ云ふ。此書状は文政十一年戊子二月十九日に書けるものなること多町の火事の條に徴して知るべし。五郎作時に年四十九」とあり、「四十九」に朱で「六十」と訂正がなされている。内容は、苾堂の姑の死去に弔書を送らなかった詫言、物価高騰のこと、自身が怪我をして名倉に通ったこと、店が火事にあったこと、などで『寿阿弥の手紙』作品中に触れられている通りである。(神)
関連作品: 『寿阿弥の手紙』(全集16巻) http://www.aozora.gr.jp/cards/000129/card42352.html
参考文献: 山崎一穎「鴎外史伝・『寿阿弥の手紙』の構造」(『跡見学園女子大学紀要』9号,1976年3月)
翻刻: 山崎一穎「鴎外史伝・『寿阿弥の手紙』の構造」(『跡見学園女子大学紀要』9号,1976年3月)

区分
和書