聊齋志異詳註 16卷首1卷(リョウサイ シイ ショウチュウ) / (清)蒲松齢著 ; (清)王士正評 ; (清)呂湛恩注.

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メタデータ / Metadata
書名よみ
リョウサイ シイ ショウチュウ

書誌情報
[出版地不明] : 維經堂, 同治5 [1866] [印] 8冊 ; 17.0×11.2cm -- 卷首・卷1-2 - 卷15-16 注記: 扉, 版心, 目録, 卷2-9, 11-12, 15-16巻頭, 卷1, 3, 5-10, 12-14, 16巻末の書名: 聊齋志異評註 ; 題簽の書名: 聊齋志異 ; 出版事項は扉の「同治丙寅(1866)年鎸」「青柯亭初雕」「維經堂藏板」による ; 四周単辺無界10行21字注文双行, 上白口下小黒口, 内匡廓: 12.2×10.0cm ; 題簽の書入れによる冊次: 卷首・卷1-2: 1. 卷3-4: 2. 卷5-6: 3. 卷7-8: 4. 卷9-10: 5. 卷11-12: 6. 卷13-14: 7. 卷15-16: 8 ; 印記:「林太郎」「鷗外藏書」 ; 後補の表紙, 書入れの題簽あり ; 書入れあり ; 卷首・卷1-2は紐切れ ; 虫損(裏打ち補修)あり

請求記号
鴎E46:154

画像
書入頁の一部(文字書入のみ)

内容記述
清初の文人・蒲松齢の著した志怪書。500編前後の短編を収める。鴎外の読書時期ははっきりしないものの、ドイツ留学以前に耽読された可能性が高いと前田愛は推定している。 鴎外は『読売新聞』(明治23年(1890)2月27日「寄書」欄)に「聊斎志異の翻訳」についての投書をしているが、これは依田学海の『小野篁』(『新著百種』第8号,吉岡書籍店,明治23月2月)の内容が『聊斎志異』の翻訳であることを指摘したものである(後に『小野篁に就きて』と改題・改稿し『月草』に収録)。また小金井きみ子がやはり『聊斎志異』の翻訳である『皮一重』を『しがらみ草紙』4号(明治23年1月)に掲げており、鴎外も何らかの形で手を貸したと考えられる。よってこの頃までに鴎外は『聊斎志異』に相当程度通じていたと考えられよう。本書の書入れを見ると鴎外はかなり熱心に読んでいたようにも思われる。(梅)
参考文献: 前田愛「鴎外の中国小説趣味」(『言語と文芸』38号,1965年1月)

区分
和書