古京遺文(コキョウ イブン) / 狩谷望之纂. [写本]

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メタデータ / Metadata
書名よみ
コキョウ イブン

書誌情報
[書写地不明] : 山崎知雄[写], 天保13.2[1842] 1冊 ; 23cm 注記: 写本 ; 無辺無界 ; 大正7年森鴎外による朱筆書き入れあり ; 印記: 「伴文庫」,「□」,「□の屋」

請求記号
鴎A00:4019

画像
全頁

内容記述
狩屋棭斎の書を山崎知雄が天保13年(1842)2月に筆写した書。内容は平城京遷都以前の金石文などで、棭斎の序文は文政元年(1818)7月8日の日付がある。鴎外はこれに対し、本文前半を帝室博物館本(棭斎自筆本)後半を「南都薬師寺金石記」(文政11年(1828))によって校勘し、さらに「屋代弘賢金石文」(安政5年(1858))の評を書き入れている。大正7年(1918)10月30日の識語あり。貼付紙による校合は山崎知雄によるもので、知雄から伴直方、横山由清などといった幕末・維新期の国学者たちの架蔵を経て鴎外の手に渡った。肉厚の大印は掠れているが、大正6年(1917)に没した村岡楽斎のそれに酷似している。 『伊沢蘭軒』には鴎外が棭斎の京遊年時を推定する証拠資料として『古京遺文』を用いたことが記されている。パラノイアックなまでに精細な校合が行われた本書からも、先人の仕事をより精確に捉えようとする鴎外の姿勢をうかがう事ができよう。(多)
関連作品: 『伊沢蘭軒』(全集17巻) http://www.aozora.gr.jp/cards/000129/card2084.html

区分
和書