資料の解説

「朝鮮王朝実録」について

「朝鮮王朝実録」は、朝鮮王朝(1392-1910)の公式記録で、全巻残存する朝鮮王朝時代の基本資料である。「実録」は、歴代国王のあらゆる事跡が編年体で記録され、25代、1706巻に及び、韓国国宝及びユネスコ世界記録遺産の指定を受けている。
作成された「実録」は、4史庫(忠州、全州、星州、春秋館)に保存されていたが、1592年の文禄の役(壬申倭乱)の際、全州以外の3史庫は焼失し、その後、残った全州史庫本により新印3部と校正刷1部を復元し、5史庫(昌徳宮、江華島、妙香山、太白山、五台山(校正本))に保管された。

東京大学総合図書館旧蔵本について

五台山史庫に保管されていた「実録」は、1913年に朝鮮総督府により東京帝国大学附属図書館に移管されたといわれている。全794冊あった実録は、1923年の関東大震災によりほとんどが焼失したが、一部74冊が残った。うち27冊は、1932年に京城帝国大学に移管され、その後、国立ソウル大学校の奎章閣韓国学研究院に保管されてきた。
東京帝国大学に残された47冊は、東京大学総合図書館において貴重書として保管されてきたが、五台山本として国立ソウル大学校所蔵の27冊と一体であることが適当であることから、2006年7月、国立ソウル大学校に移管した。


西暦表示は、学習院東洋文化研究所刊『李朝実録』巻末目録に拠っています。


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